育児負担の実態を調査した結果:最もつらいのは「夜間のミルク準備」、自動ミルクメーカー に約 8 割が期待

株式会社BetterDaysは、レンタルプラットフォームを運営する株式会社SUUTAと共同で、授乳中および授乳を終えた全国の保護者500名を対象に、「育児・ミルクに関するアンケート調査」を実施しました。このたび、その調査結果を公開いたします。

育児負担の実態を調査した結果、特に夜間のミルク準備が睡眠不足を招き、翌日の仕事や家事のパフォーマンス低下につながる負の連鎖が明らかになりました。

調査結果サマリー


1. 育児の最大負担は「自分の時間がない・睡眠不足」(74.6%)。具体的な育児作業
の中でも「ミルクの準備」が上位に
2. ミルク準備で「最もつらい」のは「夜間のミルク準備」(24.8%)。頻度の高い「洗浄・除菌」を逆転
3. 保護者の 51.2% 1 2 時間以上の睡眠減少。78.2%が翌日の仕事・家事に影響あ
りと回答
4. ミルク準備に困っている人は、困っていない人と比べて 2 時間以上の睡眠減少者が
25.3 ポイント多い
5. 自動ミルクメーカー「milkmagic」に対し 79.2%が「楽になると思う」と回答。
産休・育休中は 85%


1. 育児で負担に感じていること 「時間がない・眠れない」が突出

育児中の保護者に「負担に感じていること」を複数回答で尋ねたところ、「自分の時間がない・睡眠不足」が 74.6%373 人)で圧倒的な 1 となりました。2 位「ワンオペ育
児・負担の大きさ」(50.8%)、3 位「仕事・家事・育児の両立」(47.2%)が続き、保護
者の負担が時間と体力の消耗に集中している実態が浮き彫りになっています。

本調査では、こうした生活全般の悩み(時間的・心理的・経的な負担)と、日常の中でし発生する具体的な育児作業の負担を分理しました。具体的な育児作業にすると、「夜きの対応」(40.6%)、「かしつ」(34.8%)、「ぐずきの対
応」(31.2%)に続き、「ミルクの準備」が 26.6%133 人)で 4 っています。

この数は、回答者のおよそ 4 人に 1 人がミルクの準備を日常的な負担として識していることを意します。さらに後述の分析がすように、この負担は夜間の睡眠時間の減少密接に結びついており、翌日のパフォーマンスにまで波及していくことが確認されました。

2. ミルク準備の困りごと 「最もつらい」のは夜間のミルク準備

回答者の 57%(285 人)がミルク準備に「困りごとがある」と回答しました。
具体的な内容を複数回答で尋ねると、「哺乳瓶などの洗浄・除菌」(34.6%)が最多とな
り、「夜間にミルクを準備するのが大変」(32.8%)、「ミルクを人肌に冷ますこと」
(32.4%)が僅差で続きます。日常的な頻度で見れば、洗浄・除菌や温度調整といった作
業が保護者の手を最も多く煩わせていることがわかります。

しかし注目すべきは、「最もつらいもの」を 1 つだけ選んでもらった結果です。ここでは
「夜間にミルクを準備するのが大変」(24.8%)が逆転して 1 位となりました。2 位の
「洗浄・除菌」(20.5%)、3 位の「人肌に冷ますこと」(17.5%)を引き離しています。

この逆転は、保護者にとっての"つらさ"の質の違いを物語っています。洗浄や温度調整は
日中であれば対処可能な作業ですが、夜間のミルク準備は、睡眠を中断され、意識が朦朧とする中でお湯を沸かし、計量し、適温まで冷ますという一連の工程を強いられます。身体的な負担に加え、「この作業がなければあと 1 時間眠れるのに」という精神的な消耗が、"最もつらい"と感じさせる要因と考えられます。

3. 夜間のミルク対応が奪う睡眠と翌日のパフォーマンス

夜間のミルク対応が保護者の睡眠と翌日にどれほどの影響を与えているかを調査しました。

まず、32.4%の保護者がほぼ毎日、夜間にミルクを作っていると回答。3 人に 1 人は、毎
晩のように睡眠を中断されているということです。

その結果、睡眠時間の減少は深刻な水準に達しています。「2〜3 時間減っている」
(24.4%)と「3 時間以上減っている」(26.8%)を合わせると、実に 51.2%——保護者の
半数以上が 1 日 2 時間以上の睡眠を失っています。子育て前と比べて毎日 2〜3 時間の睡眠を削られ続ける生活は、慢性的な睡眠負債の蓄積を意味します。


そして、この睡眠不足は翌日のパフォーマンスに直結しています。「大いに影響がある」
(29.8%)と「やや影響がある」(48.4%)を合わせると 78.2%。約 8 割の保護者が、夜
間のミルク対応によって翌日の仕事や家事に何らかの影響を感じていました。

統計的にも、睡眠時間の減少が大きいほど翌日への影響が強まる有意な正の関連が確認されています。特に 3 時間以上の睡眠減少を経験している層では、60%が翌日に「大いに影響がある」と回答しており、深刻な睡眠不足と日中のパフォーマンス低下が直結している構造が浮かび上がりました。

4. ミルク準備に困っている人ほど、睡眠への影響が深刻

では、ミルク準備の困りごとの有無によって、睡眠への影響にどの程度の差が生じるので
しょうか。「困りごとがある人」(n=285)と「困りごとがない人」(n=215)を比較し
たところ、明確な差が確認されました。

2 時間以上の睡眠減少を経験している保護者の割合は、困りごとがある人で 62.1%、困り
ごとがない人で 36.8%。その差は 25.3 ポイントに達します。睡眠減少度、翌日影響度、夜間のミルク対応頻度のいずれも、困りごとがある人の方が統計的に有意に高い結果
(p<0.001)となりました。

この結果は、ミルク準備の困りごとが単に「作業が面倒」というレベルにとどまらず、保
護者の睡眠の質を通じて日常生活全体に波及していることを示しています。逆に言えば、
ミルク準備の負担を軽減することは、保護者の睡眠回復と翌日のパフォーマンス改善に直接つながる可能性があるということです。

5. 自動ミルクメーカー「milkmagic」への期待 全体の— 79.2%が「楽になると思う」

自動ミルクメーカー「milkmagic」で育児が楽になると思うかを尋ねたところ、全体の
79.2%(396 人)が「楽になると思う」と回答しました。「わからない」が 16.6%、「そ
うは思わない」はわずか 4.2%にとどまっています。

さらに興味深いのは、困りごとの数が多い層ほど肯定率が高まる傾向です。困りごとが 3
個以上ある人では 88.7%、1〜2 個では 80.2%、困りごとなしの人でも 69.7%と、いずれの層でも高い水準を示しています。困りごとがない層でも約 7 割が肯定していることは、現在進行形で困っていない人でも「あれば便利」と感じるニーズの広さを示唆しています。

就業状況別では、産休・育休中の保護者が 85%と最も高い肯定率を示しました。復職を控えた時期に「少しでも夜の負担を減らしたい」というニーズが最も切実であることが、数字に表れています。

6. 復職に対する意向と不安 睡眠不足が生む— "見えないハードル"

育児が楽になった場合に復職したいかを尋ねたところ、51.0%が「思う」と回答。一方で
「どちらともえない」も 34.0%おり、復職の意はあってもれないが一
存在することがわかります。

復職に対する不内容では、「子どものな体調不に対応できるか」(70.6%)が
いて多く、「職の理られるか」(46.8%)、「睡眠不足でパフォーマンスが
るか」(44.2%)が続きました。

注目すべきは、ミルク準備に困っている人は、困っていない人と比べて「睡眠不足による
パフォーマンス低下」の不 11.4 ポイント、「の準備時間の保」が 12.2 ポイン
ト高いというです。一方で、「保育つかるか」「経的な不」といったミルク
準備とは項目にはとんどがありまん。

つまり、ミルク準備の負担は保護者の復職に対する不を「全般的に」高るのではなく睡眠不足に起因する特定の不安ーー朝起きられるか、日中しっかり働けるかーーンポイントで波及しているのです。

まとめ

育児中の保護者が最も負担に感じているのは「自分の時間がない・睡眠不足」であり、その背景には夜間のミルク準備という具体的な作業が存在しています。保護者の半数以上が1 日 2 時間以上の睡眠を失い、約 8 割が翌日の仕事や家事に影響を感じている。そしてミルク準備に困っている人ほど、この影響は深刻です。

一方で、保護者の復職意向そのものは睡眠不足の程度に左右されないことも確認されました。睡眠不足は「つらいが耐えるもの」として受け止められており、復職を「やめたい」に直結するものではありません。だからこそ、ミルク準備の自動化がもたらす価値は「復職を可能にする」ことではなく、「毎日の睡眠を少しでも取り戻し、翌日をより良い状態で過ごせるようにする」という、日常の質の改善にあると考えています。

調査
調査名   育児・ミルクに関するアンケート調査
調査対象  授乳中または授乳を終えた保護者(全国)
有効回答数  500
調査期間   2026 2 6 2026 2 7
調査方   クラウドアンケート
調査   株式会社 BetterDays株式会社 SUUTA

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